電子顕微鏡の試料包埋には、エポキシ樹脂、メタクリレート樹脂、スチレン樹脂等が多く使用されています。
これらの樹脂は取扱いや薄切が容易である上に、電子線照射に強く、変形が少ないなどの多くの利点が
ありますが、熱重合性のエポキシ樹脂やメタクリレート樹脂は完全硬化に60°C加熱のもとで10~24時間
を要します。 また加熱の必要のないUV重合のスチレン樹脂でも重合に紫外線照射のもとで3時間はかかります。
可視光硬化樹脂は、硬化に要する時間が10~60秒と短く、樹脂重合時の発熱の影響をすくなくできるなど
の理由から、熱に弱く、包埋樹脂におかされやすい、従来の樹脂では包埋が困難な試料にとくに有用です。

■ 可視光硬化性包埋樹脂 D-800


■ 容量: 20ml(10mlシリンジx2本入)

■ 価格: ¥22,000.-(税込)


硬化時間が短く、発熱の影響が少ない包埋樹脂

■ 商品: 可視光硬化性包埋樹脂 D-800
        No. 780120299